「ミスゼロ子」の活用で増す投薬の安全性と安心感
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ダイエー大宮店薬局様(埼玉県さいたま市)
(株)クカメディカルが独自開発したバーコードピッキングシ ステム「ミスゼロ子」を、日々の投薬にフル活用しているダイ エー大宮店薬局(さいたま市)では、薬の取り間違いや規格間 違いを未然に防げる有効性を実感しているという。
利便性を生かし、親しみやすい薬局づくりを推進
株式会社ダイエーの薬局部門は、設立から50年以上にわたり、お客様一人ひとりの健康を守るとともに、目の前のお客様を通して、その家族、そして地域への貢献を目指している。近 年、調剤事業の強化を積極的に推進。全国の調剤薬局では、「お客様に適切な薬を供給する」という薬剤師本来の仕事を大切にし、調剤処方の待ち時間を買い物などに有効活用できるという利便性に優れた調剤薬局を展開している。ダイエー大宮店薬局は、埼玉県内で最大のターミナル駅の大宮駅から徒歩3分。専門店街が集まるビルの中にある。
「処方箋がないと調剤薬局には入りにくいものですが、当薬局はOTC薬も併設していますので、気軽に立ち寄っていただける親しみやすい薬局づくりに努めています。お一人おひとりの患者様としっかりと向かい合えることが、薬局としてあるべき姿だと思っています」と同店管理薬剤師の平尾香織氏は語る。
薬剤師が11人(常勤3人、パート5人、OTC専任3人)、事務員4人のスタッフ構成。近隣のオフィスに通う働き盛りの世代から地元の老年層まで幅広い患者様から、1日に60~70枚の処方箋を受け付けている。遅い時間まで診察しているクリニックもあり、時間帯により処方箋応需が集中することも多いので、特に細心の注意が必要になる。そこで、薬剤師の業務の強味方になっているのが「ミスゼロ子」だ。
「ミスゼロ子」は、薬剤の箱や本体に付いているバーコードをハンディターミナルで読み取ることにより、取り間違いや規格間違いなどの調剤ミスを防止するバーコードピッキングシステム。発売されている薬品のほとんどが登録されており、JANコードとGS1-RSSコードの両方に対応していることが、ミスゼロ子が選ばれている理由だ。
「例えば、漢方のお薬は名前が似ているものがありますが、すべてに対応していますので便利です。今はピッキングの際には必ず使っています」(平尾氏)。
同店のスーパーバイザーである池山和夫氏にはこのような経験があった。「取り間違えて棚に戻す時、急いでいたためか、別のところに戻されていることがありました。私は、薬品自体GS1-RSSコードにミスゼロ子を当てていたので間違いを防いげたことがあります」と、振り返る。同じような作業になる薬の充填作業時にも、製品と調剤カセットのバーコードを必ず読み取っているという。この他にも正しい投薬を行うために多くの場面でミスゼロ子が活躍している。
「ミスゼロ子は散薬の常用量もチェックできます。小児の場合、体重により服用量が異なるため、ミスゼロ子のチェック機能が新人薬剤師や応援の薬剤師の調剤をサポートしてくれます」と、平尾氏は高く評価する。
ミスゼロ子の導入から約4年経つが、これまで薬品の間違いや規格間違いを防げたケースは数多い。ダイエー大宮店薬局の薬剤師の皆さんには、ミスゼロ子が正しい投薬をしっかりとサポートしてくれる頼もしい存在だと認識されている。
最後に平尾氏は、「ミスゼロ子を使えば安心感が増すので、使うことが当たり前になっています。もはや手放せない存在です」と語った。
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