優れた費用対策や簡単な操作性なども「ミスゼロ子」の大きなメリット
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スギヤマ調剤薬局高見店様(愛知県名古屋市)
東海地方で調剤薬局やドラッグストアをチェーン展開する スギヤマ薬品では、調剤過誤を防止するクカメディカルの薬 剤バーコードピッキングシステム「ミスゼロ子」を2005年から導入。調剤過誤の減少のみならず、優れた費用対効果や簡 単な操作性なども「ミスゼロ子」の大きなメリットだとしている。
東海地方でいち早く調剤薬局をチェーンとしてスタートさ せた(株)スギヤマ薬品(代表取締役社長:杉山貞之氏、本社:名 古屋市千種区)。調剤薬局のほか、ドラッグストア、調剤併設型 ドラッグストア、薬粧専門店の4業態で店舗展開し、2015年2月末現在、愛知・岐阜・三重県下で121店舗を数えるまでになった。
その1つ、スギヤマ調剤薬局高見店は、総合病院前で1992年に開局。処方箋応需数は1日200~300枚。門前の病院からの処方箋が約9割を占めるが、1割は120を超える医療機関から発行されるものだという。備蓄している医薬品は約2100品目。後発 医薬品割合(数量ベース)63%。薬剤師13人、事務員5人のスタッフ構成となっている。
「当薬局が位置する高見は古くからの住宅地区で、幅広い年 齢層の患者様が来局されます。門前の総合病院は27の診療科目があり、心臓・脳血管疾患やがんの治療にも注力しています。 どの科目の処方でも対応するために、幅広い知識を身に付ける必要があり、留意すべ き情報については毎月1回 文書でまとめ、スタッフ間 での共有化を図っていま す」と同店店長の山田氏は 話す。
スギヤマ薬品では、調剤過誤防止に対する意識を古くから 高めていたが、「経験や努力だけでは防げない」と認識するようになった。そこに登場したのが、調剤過誤防止を安全面から 訴求した薬剤バーコードピッキングシステム「ミスゼロ子」 だった。導入当時の状況を同社薬事本部運営部調剤ブロック長(薬剤師)の伊藤氏はこう明かす。
「調剤過誤を防ぐコンピュータ管理システムを待ちわびてい ました。そうした中で登場した『ミスゼロ子』を検討した結果、 安全性と効率性を両立するシステムと判断。2005年から導入 を始め、現在、高見店のほか9店舗に設置しています」
その効果は大きく、取り間違いや規格違いはなくなったと いう。「ミスゼロ子使用による時間的ロスはなく、調剤ミスを 防いでくれるという安心感から、服薬指導に注力できること も大きなメリットです。高見店は一般名処方が増えてきて、一 般名を含む処方箋が3分の2を占めるようになってきました。 製品名や一般名が混在する中、『ミスゼロ子』の有用性はさら に高まったと感じています。また、高見店はバーコードを読み取るハンディ端末の台数が多いのも特徴で、実務実習で活用する場面も多く、指導を受ける学生の調剤をフォローするだ けでなく、指導薬剤師の負担を軽減することも可能なシステム です」と山田氏は指摘する。
今年7月、薬剤バーコードはJANコードからGS1-RSSコード に完全移行する。「ミスゼロ子」はPTPシート1枚ごとに付いて いるGS1-RSSコードを読めることから、「薬剤の戻し間違いも 防止することができる」(伊藤氏)。
さらに伊藤氏は「ミスゼロ子」の特長として、「省スペース、 簡単な操作性、安全性・効率性の確保に対する優れた費用対効果」などを挙げ、薬剤師が少ない店舗とともに処方箋応需数が 多い店舗に特に有用と分析している。
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