”システムの柔軟性”が業務にフィット「ミスゼロ子」導入で服薬指導に注力
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みんゆう調剤薬局アルカディア店様(青森県弘前市)
みんゆう調剤薬局アルカディア店では、2017年4月、クカメ ディカルが開発した調剤過誤防止ピッキングシステム「ミス ゼロ子」を導入した。自動分包機を利用する際にも監査時に 混乱をきたさない“システムの柔軟性”を高く評価している。
各社の調剤過誤防止システムを比較した結果、みんゆう薬品では「ミスゼロ子」を選択した
いるという。これらの薬局業務を常勤薬剤師3人、非常勤薬剤師5人、常勤事務11人のスタッフでこなす。
みんゆう調剤薬局アルカディア店は、青森県弘前市の郊外に 位置する調剤薬局。(株)みんゆう薬品(本社:青森県弘前市) が運営する店舗の1つで、同社はほかに青森県内で6店舗を展開している。
アルカディア店の処方箋の応需枚数は1ヵ月あたり約2,500枚。 近隣病院の関係で脳卒中の患者が比較的多く来局するが、遠方に住む患者も多く、処方箋発行元の医療機関は約100に上るという。こうした幅広い居住地域の患者の利便性を考慮し、年中無休で平日は22時まで営業している。
「2006年11月に開局した当初から、地域住民の方々のかかりつけ薬局として役割を果たしていき たいという理念がありました。そこで、 特定の医療機関の診療時間に合わせるのではなく、あくまでも患者さんが時間のある時に来店しやすいように考えた営業時間の設定にしてい ます」みんゆう薬品の取締役常務でアルカディア店の管理薬剤師を務める 常務/藤久登氏は、こう説明する。
同店は、患者の7割超がドライブス ルーの窓口を利用しているのも特徴だ。「例えば発熱している小児の患者さんなどは、店内に入るよりも車で待機していたほうが 体の負担が少ないですし、多くの患者さんにドライブスルーは喜ばれています」と加藤氏は話す。
店内を利用する患者に対しては、カウンター越しではなく、座っているソファのところまで薬剤師が出向き、目線を低くして服薬指導を行っている。このほか、みんゆう薬品は一般用医薬品を扱う薬店として創業した経緯から、調剤薬局となった現在も、一般用医薬品や健康食品を積極的に扱い、服薬指導の対象として地域に根ざした面対応薬局であるため、アルカディア店の備蓄医薬品目は約2,700と多い。後発品の数も増えてきており、調剤過誤のリスクは年々高まっている。こうした状況を踏まえ、みんゆう薬品の各店舗は、2017年春に順次、調剤過誤防止ピッキングシステム「ミスゼロ子」の導入に踏み切った。調剤過誤防止を 図る各社のさまざまなシステムを試した結果、「ミスゼロ子」を選んだと加藤氏は言う。
「みんゆう調剤薬局では自動分包機を利用しています。アルカ ディア店でも一包化の要望が多いので、この機械をよく活用して いますが、『ミスゼロ子』はこの機械を使う薬品について、『他処理へ』という選択肢をハンディ端末の画面で選ぶことができます。 この処理を選択することで、どの薬品が一包化されているか確認でき、監査時に混乱することがありません。調剤過誤防止のシ ステムと自動分包機が矛盾なく共存できるのです。この点において、『ミスゼロ子』が他社製品よりも私たちの薬局に合っていると 判断しました」(加藤氏)
また、みんゆう調剤薬局の各店舗では、一包化だけでなく、 剤の粉砕などきめ細かな要望に対応しなければならないことも多 く、監査で混乱を招く要因の1つになっている。こうした混乱を防ぎ、 調剤過誤のリスクを軽減するためには、“システムの柔軟性”が 何よりも重要だった。さらに「ミスゼロ子」では、「先集薬、後照合機能」も備えており、処方箋情報の入力を待つことなく調剤を開始することができて使い勝手がよい、と加藤氏は指摘する。
「ミスゼロ子」の導入で、別物間違いはゼロになった。また、みんゆう調剤薬局では、多数の学生を実習生として受け入れており、 従来は慣れない学生による別物間違いが、しばしば監査で発見されていたが、こうしたことも「ミスゼロ子」の導入以後はなくなり、 安心して服薬指導に集中できているという。
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