調剤に安心感をもたらす「ミスゼロ子」いまや業務に不可欠のツールとして定着


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かしま調剤薬局様(北海道伊達市)

かしま調剤薬局では、調剤ミスを限りなくゼロに近づけたいという思いから、クカメディカルが提供する調剤ミス防止シス テム「ミスゼロ子」を導入、「これなしの業務は考えられない」というほどにまで定着している。 

かしま調剤薬局にとって不可欠 のツールとなった 「ミスゼロ子」 

笑顔になっていただくことがモットー 

かしま調剤薬局のある北海道伊達市は、内浦湾に面した道 央地方に位置し、道内では比較的温暖な気候に恵まれ、積雪も 少なく暮らしやすい地域として知られている。同薬局の開局は 2003年5月。隣接する循環器内科からの処方箋が7割を占めるが、残りの3割は多様な医療機関からのものだという。処方箋応需枚数は1カ月に約1,300枚で、備蓄医薬品目数は約1,500品目。 常勤薬剤師4人、常勤事務4人で運営している。 

同薬局は今後重要になると思われる在宅支援業務に、伊達市のなかではいち早く力を入れ、現在、個人宅1人と施設2ユニッ ト18人のニーズに対応、医療・福祉関係者との連携を重視した取り組みを進めている。また、学校薬剤師としての活動や、自治会 

などの依頼に応えて健康に関する出前講座を開催するなど、地域貢献にも積極的だ。さらに、OTC薬の品揃えや説明スタッフの充実などにも取り組んできた。こうした姿勢が評価され、2020 年7月、北海道薬剤師会の認定基準を満たした「北海道健康づくり支援薬局」 に選ばれている。同薬局の代表で薬剤師の袖田浩司 の袖田浩司氏は、「体調が悪くて来店された方にも、 薬とともに何か役立つ情報を持ち帰ってもらい、笑顔になってい ただけるようにすることがモットーです。ふだんから患者さんとのコミュニケーションを大切にして、気になったことは薬歴に書き込んだり、ミーティングで情報共有したりするように心がけています」 と話す。 

2017年2月、「ミスゼロ子」を導入した。 

「同じようにバーコードを読み取る他社システムもありましたが、 機械が大きく当店では使いにくいものでした。また、錠数まで数 えてくれる機械は読み取りに時間がかかることが難点でした。当 店の利用者には長期処方を受けている循環器疾患の方が多い のですが、錠数が多すぎて計測できない場合もあると思いました。 『ミスゼロ子』は、ハンディ端末で場所を取ることもなく、読み取りも速いので、当店に適していると判断、採用を決めました」(袖田氏) 

集薬後に照合する使い方にも対応 

かしま調剤薬局では、調剤ミスを防ぐため、以前から薬剤師による二重監査に取り組んできた。ただ、それでも防ぎ切れないヒューマンエ ラーが年に数件ほど発生するため、「ミスゼロ子」は、棚からピッキングした際にハンディ端末でバーコードを読み取る使い方もできるが、同薬局では、ピッキングした薬を籠に集め、いったん薬剤師が監査、その次に『ミスゼロ子』 のハンディ端末でバーコードを読み取り照合、最後に投薬前にもう一度、薬剤師が監査している。 

「当初、ピッキングの際にバーコードを読み取らないといけないと誤解していたのですが、当店のように薬の取り揃え後に使うこ ともできると知り、それなら業務フローを大きく変えずに導入できると安心しました」(袖田氏) 

導入前に唯一、心配していたのは、バーコードの読み取りという“ひと手間”が増えることに、薬剤師から不満が出たり、時間がかかったりしないかということだった。だが、導入してすぐに杞憂だったことに気づいたという。 

「面倒だという薬剤師の声はなく、むしろ安心できるという声ばかりで、時間がかかることもありませんでした。『ミスゼロ子』の 導入以降、それまでまれにあった先発品と後発品の取り違えなどのミスもなくなりました。いまや『ミスゼロ子』なしの業務は考えられない、と薬剤師たちが声をそろえており、すっかり定着しています」と袖田氏は話す。 

DI_202009

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