長年活用する理由は、使い勝手の良さ状況に応じ柔軟に使える「ミスゼロ子」
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サンプラザ薬局京都駅前局様(京都府京都市)
サンプラザ薬局 京都駅前局では、クカメディカルの調剤過誤防止ピッキングシステム「ミスゼロ子」を長年活用している。「もはや使わないことが考えられない」とベテラン薬剤師が語るほど、すっかり業務に溶け込んでいる。業務フローに合わせ て柔軟に使うことができ、シンプルな操作で手間がかからないことが最大の長所だという。
1978年に創業した株式会社サンプラザ加地(本部:大阪府枚方市)は、サンプラザ薬局グループを大阪府・京都府に26店舗
展開している。1995年に開局したサン プラザ薬局京都駅前局は、京都駅か ら300mほど離れた場所に立地し、近隣の大規模な病院のほか、他府県の 医療機関を受診した患者も多く来局する。
処方箋応需数は1カ月あたり約3,000 サンプラザ薬局グループ。輪番制で、週2~4日は24時間営業のため、常時、薬剤師5、6人、事務 3人で対応している。備蓄医薬品目数 は約1,800品目。ジェネリック医薬品の調剤率は60%超。在宅医療にも対応している。
サンプラザ薬局グループでは、地域 貢献活動に力を入れており、地域の 学校に薬剤師を派遣して講演活動を 行ったり、「サンプラザ健康フェア」を 開催している。京都駅前局でも、月に1回テーマを変えて「ミニ健康フェア」を開催。さらに今年、健康サポート薬局として認定された京都駅前局は、活動の幅を拡充しようとしている。
「薬剤師は調剤や服薬指導だけでなく、幅広く機能を発揮し、 地域の方々の健康をサポートする役割が求められています。処方箋がなくても来店しやすい環境づくりに取り組み、健康に役立つさ まざまな情報を発信していきたいと考えています」と、サンプラザ薬局グループ執行役員で学術担当の薬剤師、立石まゆみ氏は話す。
重要な役割を果たしているのが、クカメディカルの調剤過誤防止ピッキングシステム「ミスゼロ子」である。
京都駅前局は、10数年前にサンプラザ薬局グループの中で最初に「ミスゼロ子」を導入した店舗だ。当時を知る立石氏は次のように語る。
「導入前、実は調剤過誤が多く、悩んでいました。薬剤師個人別に、間違いの多い曜日や時間帯を分析するなどして勤務の工夫や本人の自覚を促し、一定の効果も上げたのですが、やはりヒューマンエラーが起こるのです。患者さんからのクレームがあると、その対応に時間を取られ、精神的にも落ちこみます。そんな時に出会ったのが、『ミスゼロ子』です。導入後、別物間違いがなくなり、薬剤師本来の服薬指導に時間とエネルギーを振り向けることができるようになりました」
サンプラザ薬局グループでは、他社の調剤過誤防止システム を試したこともあった。だが、使い勝手の点で「ミスゼロ子」に勝るものはなかったという。
「私たちはレセコン入力後にピッキングを行う後調剤を基本的な業務フローとしていますが、多忙な時などには、ピッキング後に レセコン入力した情報と照合する先調剤をすることもあります。『ミスゼロ子』は、このような使い分けが柔軟にでき、しかも操作がシンプル。この使い勝手の良さが、長年、使い続けている一番の理由です」(立石氏)
京都駅前局をはじめ、サンプラザ薬局グループでは「ミスゼロ子」 の棚卸し機能も活用しており、レセコンの在庫システムと連携することにより、入念な事前準備も必要なく、入力の手間も減らすことができ、棚卸しにかかっていた時間とコストを大きく削減できたという。
「当薬局のように、大規模な病院の処方箋を扱う調剤薬局で は、科目、剤数などが多く、人間の力だけでは間違いを防ぐことは不可能です。今や「ミスゼロ子』を使わない調剤は考えられません」と立石氏は話す。
サンプラザ薬局グループが、特に注力しているのは、「安心・ 安全の提供」と「的確な服薬指導」である。同グループでは、こうした考え方を具現化するため、早くから薬剤師の業務をサポー トする機械化・IT化に取り組んできた。
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